渡邊さんの便り

早いもので、この留学体験記が私の最後の体験記になります。こちらでの生活も残り3日となりました。最後の月はエッセイ、プレゼンテーションに日々追われていたような気がします。未だに日本に帰るという実感が湧いてこなく、来週もいつものように大学に行くような気分です。ここまで来ると本当にこちらで生活してきたことが信じられません。
今年最初の学校は雪で休校でした。ホストマザーに聞くと、去年も雪が降ったそうですが、今年は1970年代以来の最悪の雪だったそうです。1日冬休みが増えたので、そこは、少しうれしかったですが。
こちらに来た当初は、本当に私が生活していけるのか、勉強していけるのかという感じでした。食事と天気に慣れるのが私にとって1番の問題でした。しかし、今となっては、生活にもなれ、本当にこれからということころで、留学が終わってしまうのは、本当に残念です。しかし、日本では経験できないような、講義やいろいろな人に会うことができました。
講義に関しては、こちらに来てから心理学の授業を受講するようになって以来、心理学に興味が出てきた、おもしろいなと思うようになりました。また、もう少し海外で勉強してみたいとも思うようになりました。私の印象としては、半年間はこちらの生活に慣れた段階で、これからが本当のスタートという感じです。
ここでの生活を通して、良いことも悪いことも含め、いろいろな経験をすることができました。ここでの留学は今後の私の学生生活、さらには、将来の目標のモチベーションを支えるものになると思います。また、何にも変えがたい、一生の財産になると思います。
私の体験記が留学を考えている他の学生の皆さんに少しでも情報として役に立ち、留学へのモチベーションになれば幸いです。1回目の体験記で自己紹介しましたが、もう一度しておきます。私は教育福祉、英語科4年の渡邉恒と言います。おそらく今留学している大分大学生で教育学部からは私だけなのではと思います。留学をする多くの学生は経済学部からだと思います。私は卒業を1年延期したので、今年も大学にいます。学部は関係なく、留学を少しでも考えている、留学したい気持ちはあるが不安だらけだなど、もっと留学についての情報が知りたいという人がいれば、いつでも質問、相談などは歓迎なので、聞いてください。
最後に、今回の留学に当たって、留学の機会を与えて下さった、また、留学のサポートをして頂いた大分大学の関係者の皆様、本当に半年間という短い間でしたが、貴重な機会を頂きありがとうございました。