藤木さんの便り

1月のパダボーンは、とても寒い日が続きました。最近は−12度まで下がり、窓を開けるのさえ拒まれるほどでした。歩道は凍り、とても歩きにくいのですが、寒さに慣れているドイツ人は、雪が降る中散歩をしたり、ジョギングをしたりする人までいます。寒さには全く動じないドイツ人の、日本では考えられないような冬の光景でした。
1月の中旬には、メキシコ人のお友達に誘ってもらって、パダボーンの属している州の州立オーケストラのコンサートに行きました。この街で一番大きなコンサートホールで行われたのですが、4人のオペラ歌手とコーラス隊がオーケストラの奏でる音楽に合わせて歌って、とても迫力があり感動しました。
私の韓国人のお友達に美術を学んでいる学生がいるのですが、その方たちとは、電車で3時間くらいのところにある美術館に絵画を見に行きました。美術を学んでいるので、その絵画が描かれた背景や時代のことについてとても詳しく、一枚一枚説明をしていただいてとても勉強になりました。
ドイツの寒さにまだ慣れませんが、寒さに負けずに無事に冬を乗り越えられるといいなと思っています。