桑野さんからの便り

ドイツに早3ヶ月、私の留学も残り半分となりました。
ドイツではいたる都市でクリスマスマーケットが開催されています。
屋台が並んでいて、名物のWurst(ソーセージ)や、ツリーのオーナメントなどが売っています。
ドイツのクリスマスマーケットは地域ごとにかなり違うらしいので、
冬休みになったら、ドイツを巡る旅に出ようかな、と計画中です。


3ヶ月目にもなると、いろいろ変わったな、と実感するところが出てきます。
まず英語です。
来たときは、相手の言ってることが聞き取れず謝ってばかりいました。
口を開けは「Sorry」「I can't understand.」「Thank you」といった簡単な単語しか言ってなかった気がします。
そしてわからないのに、相手に聞き返すことが出来ませんでした。
でも最近は(恥ずかしい話ですが)、わからないにしても「I understand , 50 or 60% 」と答えて、
その後、わからない部分をちゃんと聞くことが出来るようになりました!
少しずつ語彙も増えていっているように感じます。


次にドイツ語です。
こちらも最初は先生が何を言っているのか全くわかりませんでしたが、
最近では70%聞き取れるようになりました。
新しく習う単語も、辞書を使わなくても先生の説明だけでわかるようになってきました。
わからない単語を話されたとしても、カタカナで発音をノートの端に書き留めておいて、
電子辞書・紙の辞書をフル活動させて意味を調べます。
辞書での調べ方もだんだん速くなっています。それに比例して授業も速くなってはいますが。


最後にコミュニケーションです。
初めは言葉が通じないのが申し訳なくて、自分からはあまり人と接していませんでしたが、
最近では「そんなのどうにでもなれ!」という気持ちが強くなってきました。
寮の人ともただ頷くだけなのをやめて、何かしら答えることを念頭に置いてます。
「Wie geht's?」英語で言う「How are you?」のような言葉に
躊躇せずスムーズに答えられた時には、心の中で「よしっ!」と思いました。
また、そのおかげでクラスメイトとの中がぐんと深まりました。
今は、週に二回、授業が終わった後、一緒に勉強しています。
そしてこの前は、イタリアとコロンビアのクラスメイトと一緒に映画を見に行きました!
もちろんドイツ語です。
意味はほとんどわかりません。でも、単語単語を聞き取ることはできました。
とても面白かったです。


ドイツでの生活は私にとって、とっても刺激的です。
環境や文化、考え方、捉え方、全てにおいて日本と異なっているからこそ
普段は隠れている自分の「日本人らしさ(特有性)」、また「性格」が見えてきます。
最近感じるのは、良い意味でも悪い意味でも自分は自分だということです。
留学したことによって、自分を見つめなおす機会が持てたと思います。
残り3ヶ月、自分がどんな風に変わるのか楽しみです。


写真は私のクラス風景2枚と、
後の2枚はパタボーンの市庁舎とその付近のクリスマスマーケットの様子です。