渡邊さんからの便り

イギリスに来てもうすぐ3ヶ月が経とうとしています。私の留学生活は折り返し地点に突入しました。3ヶ月間に何をしたかというと8〜9月の最初の2ヶ月は主にこちらで授業を受ける準備として英語の基礎的な勉強をしました。そして、10月から新学期が始まり、こちらの学生と一緒に授業に参加しています。去年留学していた先輩から授業の仕組みを聞いてはいたのですが、今年からバーススパ大学の授業の仕組みが変わっており、少し混乱しましたが、特に大きな問題はないです。
こちらの授業は私が大分大学で受けた授業とは大きく違います。授業と言っても、lectureとseminarと呼ばれる2つに分かれます。lecture(1時間)は日本の講義と同じスタイルで先生が学生の前で話をします。その後、seminar(2時間)と呼ばれるものがあり、ここでは、講義で提示された討論のテーマに沿って、グループで話し合ったり、プレゼンテーションをしたりと意見発表、交換を主にしています。先生はグループの話を聞いて回りながら、何か質問や提案があれば、そのグループに投げかけます。時にはある学生と先生が熱く議論している 場面も見られます。
講義も大切ですが、それ以上にこちらでは講義の中で提案された質問に対し、自分の意見を持ち、セミナーのときに発表することが重要だと私は感じています。こちらの学生は話すのは早く、今はどんな話をしているのかと聞くのに必死で、自分の意見を考えている余裕はあまりなく、発表する機会は少ないです。 今自分自身に課している課題は、一言何でもいいからseminarで1発言することです。全く発言できなかった以前に比べると、最近はseminarで発言をすることも時々ですが、できるようになりました。まだまだ、本当にこれからが留学生活の始まりだと思います。これからプレゼンテーションやエッセイをしないといけないので、大変になってきますが、何とかがんばってこちらの学生についていくようがんばります。