村井さん(中国)からの便り

 もう5月も終了、6月ですね。北方に位置する大連でも、先日頃からやっと夏らしい気候になってきました。冬の時もそうでしたが、突然「今日から季節が違う! 」と体感で分かります。日差しは大分と比べかなり強いように思えますが、沿岸なので風が強く、陰に居ては寒いくらいです。


 6月にはいろんな試験が目白押しです。 


 日本での一番メジャーな中国語の資格、「中国語検定」。この検定、中国でも受けられることをご存知でしょうか? 試験会場はかなり限られてきますが、嬉しいことに、ここ遼寧師範大学はその限られた試験会場の一つとなっています。自分の通うところで受けられるのは助かりますよね。


 それともう一つ。「HSK」(=漢語水平考試)という、試験があります。日本では知名度はいまいちですが、こちらの方が本来はメジャーな試験かと思われます。英語で言うとTOEICTOEFLのようなものでしょうか。これも受検可能です。留学生の多くが参加して、自分の中国語レベルを測っています。


 この試験は少し評価方法が変わっていて、合否ではありません。(あまりに酷いと「否」はありますが。)初中級の試験では3〜8級、それ以上は高級試験の範囲となります。初中級は年三回、試験結果は2年間有効です。


 日本で受けようとすると、大分ではなかなか機会がないかもしれませんね。高級になると、それこそ大変でしょう。私は前回、この試験を受検させていただきました。初めて受検したこともあり、学生証を忘れるなどとんでもない失敗もしましたが、無事受検できました。


 これら試験に加え、とうとう最後の期末試験があります。私は今期で帰国なので、集大成になりますね。上記試験を双方受けるわけではないので、若干余裕はあると思いますがメインはこちらで勉強していこうと思っています。