風岡さん(ドイツ)からの便り

みなさんこんにちは!日本は大型連休、ゴールデンウィーク中ですね。残念ながらここドイツはたったの3日間でした・゜・(PД`q。)・゜・今週は通常の講義が行われています。


最近の私はと言いますと前回のブログでお知らせしたように語学コースを午後に変更し、午前は小学校や中学校を訪問させていただいたり、またその他自分の興味・関心のための時間として使っています。


私はすでに日本の院でアメリカの教育カリキュラムの講義をとっていたのですが、ドイツの教育カリキュラムはそれとも、もちろん日本とも異なっていて興味深いです。


そして日本でも話題となった赤ちゃんポスト。あの慈恵病院はドイツで視察を行い「こうのとりのゆりかご」を設置しています。ドイツでは必ず各街にBaby Fenster(赤ちゃんの窓)またはBaby Wiege(赤ちゃんのゆりかご)と呼ばれる赤ちゃんポストが置かれています。私たちが留学しているこの街パダボーンにももちろんその存在はあり、幸運なことにそこで聖職なさっているシスターとお話できる機会をいただきました。


赤ちゃんポストについては日本で激しく賛否が問われていますが、ここ国内に70か所以上の赤ちゃんポストが設置され、1つのシステムとして確立しているドイツでも同じように論争が行われているそうです。


この場所は、私が家庭科という科目の中でも特に将来力を入れて高校生たちと関わっていきたいと考える「家族関係」と関連の深い場所だったので、私が扱おうとしているテーマの難しさやデリケートさを再認識すると共に、決して流してはいけない、向き合わなければいけないという必要性も強く感じました。


勉強になったのはもちろん、とても刺激を受けました。


そして大学の講義でも教育学系のものに参加させていただいています。トップバッターで模擬授業をやらせていただきました!日本語を教える20分間だったのですが、ドイツ語で自分がきちんと説明できるか、伝わるかなど本当に不安で、前日は眠ることができませんでした。笑


前日はドイツ人や韓国人の友だちに私の授業の練習に付き合ってもらい、「大丈夫大丈夫!」とずっと励ましてもらい、それが当日力になりました!


思った以上にプロフェッサーや学生のみなさんにお褒めの言葉をいただき、自分でもそれなりの手ごたえを感じました。大分大学で4年間教育実習を重ねてきたのはちゃんと力になってます!


もちろん改善点も指摘していただき、これからさらに自分を成長させたいと思います!


写真は赤ちゃんポストとシスター、そして私の模擬授業風景です。