森さんからの便り

 こんにちは。韓国・培材大学校に留学中の森裕生です。今回が二回目の報告になりますが、間が空いてしまって申し訳ないです。今回は授業と大学の話をしようと思います!


 韓国生活を始めて2ヶ月が過ぎようとしています。授業も、寮生活もすっかり慣れきってしまいました。授業は午後1時30分から4時30分までの3時間です。しかし、「3時間しかない。」と言うのが本音です。培材大学校で韓国語を学ぶ留学生は、韓国語教育院登録の学生と交換学生の2種類に分けられます。僕らは交換学生なので午後の3時間授業で1学期が3ヶ月半です。しかし、韓国語教育院登録の学生は午前に4時間授業で1学期2ヶ月とハイペースな日程です。ですが、みんな「韓国語を学びに来た」と言う目標は同じなので、午前中4時間授業がうらやましいと言うのが僕も含めて本音のようです。


 それでも、授業はとても面白いです。15人で1クラスを構成しているのですが、僕のクラスは、僕とカザフスタン人1人を除いてみな中国人です。その中国人たちが明るくて、非常に元気が良いので、僕らも引っ張られている感じです。何より、日本人が僕だけしかいないと言う環境は、嫌でも韓国語を使わなければいけないので、練習にもなるし楽しいです。そして、韓国語の授業以外にも午前中に日本語学科の授業に出たりして、韓国学生との交流を図るなどして授業が少ない分を補おうと努力しています。


 もし、この記事を見ている人に韓国留学希望者の方がいらっしゃれば、大分大学の韓国の協定校はたくさんあるので、良く検討して欲しいなと思います。培材大学校の授業時間は他大学より少ないと思うし、語学院のレベルも韓国でもかなり有名で大分大学の協定校である高麗大学校梨花女子大学校に比べれば高くないかもしれません。でも、日本人がいないこの環境はソウルにある大学では絶対得られないものです。大田広域市では街に出ても日本語が通じる店はまずありません。全てが刺激になっているのは確かです。


 そして最後に、やはり韓国の学生と話すときは、自分の語学力のなさを痛感させられます。もう2ヶ月過ぎてしまって、「残り8ヶ月で本当に上達するのだろうか?」というような焦りも少し感じ始めています。でも、それは自分の努力しだいだなぁ・・・という結論しか出ないので、せっかくの韓国生活を充実したものにできるよう勉強するしかないな。と思っています。