村井さんからの便り

 只今、中国大連にて留学しております村井です。今年9月より一年間、遼寧師範大学で語学を学んでいます。学校のことは勿論のこと、生活等も紹介させていただきます。中国は元より、海外にて勉強をしたいと考えている方の参考になれば幸いです。


 まず今回は基本的な学校生活から。


 中国では授業開始は8時と、日本に比べるととても早いです。クラスは初級・中級・高級と、一年の初めに受けるテストそして面接で各々振り分けられます。また各級6班(クラス)以上の編成です。ただし、自分に合っていないと感じれば自由にクラスを変更できます。実際、初めの数週間はクラスメートの変動は激しいです。私のクラスでも半分以上が変わりました。人数はクラスによって変わります。我がクラスは二十数人ほどです。教科は精読・口語・聴力・閲読の4つと、午後にはフリーのクラスがあります。文化的なものが多く、私は二胡のクラスを取っています。


 授業時間は1日2教科、1コマにつき45分×2が二つで、


             45分−−−5分休憩−−−45分
            −−−25分休憩(次の教科へ)−−−
             45分−−−5分休憩−−−45分


という割り振りで行われます。午後は昼食の後、1時から行われます。


 授業は全て中国語です。最初は戸惑いますが、先生方は皆さんゆっくり話して下さいます。なのでまだ中国語を学び始めて数ヶ月、という方でも問題ありません。なにより、日本人は漢字が、ある程度は、同じ意味です。困ったら書いてみるという手段もあります。書類など手続きの際、事務では英語も少し通じます。


 まとめると、こんなところです。特筆すべきは、「授業は全て中国語」でしょうか。前述したように、初めはまごつくと思います。私も「?」をたくさん頭に浮かべて聞いていました。けれど約2ヶ月経った今では、全てを聞き取れるとまでは行きませんが、大体、何を話しているのかは分かるようになってきています。慣れてきますから。「多聴多説」(たくさん聞いて、たくさん話す)よく先生に言われた言葉です。