光永さんからの便り

ドイツ滞在記その2 だんだん慣れてきました。


ドイツに来て早2ヶ月が過ぎました。近頃はドイツ語もだんだん上達してきて、本当に簡単な会話なら相手と交わせるくらいになりました。でもまだまだほとんどの日常会話は円滑にできないのでこれからまだまだ上達が必要だと感じる今日この頃です。


最近は9、10月に頑張っていろんなパーティに通いつめたおかげで本当にたくさんの国の友達ができました。最近では自分でも食事パーティを開くようにもなり、いろんな国の人に日本食を作って食べさせています。みんな日本食を物珍しそうに食べるのがとても面白いです。日本人にとって洋食は普段から食べているものだからそんなに新鮮さはないけど、ヨーロッパの人にとってなじみのある日本食といったら寿司ぐらいですから。なので結構日本食のパーティを開いてくれと友達に頼まれます。日本にいるときによく作っていた「瓦蕎麦」と「餃子」をよく作ります。その二つは結構欧米人でもイケるみたいです。


一緒にみんなと食事をしたり、パーティのときにいろんな国の人からいろんな国の話が聞けて本当に勉強になります。よく話が終わった後「これがしたかったんだ!!!」と一緒に行った先輩と話しています(笑)そんな話を通して、ひとつだけヨーロッパ諸国の人たちと日本人との決定的な違いを発見しました。それは「政治観」の違いです。日本人の学生はあまり飲み会等で政治の話は持ち出しません。それは多分日本人の政治に対する関心が薄いからだと思います。ですがヨーロッパの学生は殆どが政治に対して深い関心を示し、それについて議論をすることを好みます。特に外交関係に関してよく議論します。それはヨーロッパ諸国の土地のあり方にも起因すると自分は考えます。各国が海を挟まず隣接しているヨーロッパ諸国は各国間の行き来もかなり自由で、日本人と比較してみるとかなり外国人に接する機会は多いです。また、スペインのように1つの国に3つの言葉が存在するような国もあります。そういった身近な経験からこっちの人々は政治を考えることができるのです。その象徴がEUであると自分は考えます。そういった話の中に入ることは自分にとって本当にいい経験になります。また、そのときに難しい英語を使うことがよくあるので自分の英語力の向上にもつながります。近頃は人と話すことにかなりの時間を費やしています。その時間は本当に自分にとっていい時間になるからです。


話は変わってヨーロッパ内の移動は日本国内の移動に比べてかなり安価で面倒な手続きもない為かなり簡単に旅行ができます。先日はオランダのアムステルダムに週末を利用して行ってきました。今月はイギリスのロンドンとリバプールに行く予定です。友人も多くできた為、友人が帰国する際に一緒について行くとより安価で中身のある旅行ができます。これから留学する人には本当に参考にしてもらいたい情報です。


では今回はこの辺で…。