西久保さんからの便り

 こんにちは。経済学部4年の西久保です。2回目の報告になりますが、今回は日本の文化がほかの国の留学生にどのように受け入れられているのかについて書きたいと思います。


 まずマンガです。私はマンガが大好きで、昨年ドイツに留学した先輩から、「マンガは向こうで人気がある」と聞いて、出発前はマンガ喫茶で夜通し予習をしたものです。真面目に書くとバカみたいですね(笑)。


 1番人気があるのは、やっぱりドラゴンボールです。世界累計販売部数で数えて、日本で1番売れている作家が鳥山明さんですから、当然と言えば当然かもしれません。ちなみに2位は三島由紀夫です。しかしドラえもんも負けていません。スペインの留学生から「ドラえもんの最終回で、すべてはのび太の夢だったっていうのは本当なの?」と真剣な眼差しで質問されたほどです。スペインの学生はドラえもんのび太の名前は日本のそれと同じように発音するのですが、ジャイアンとかはもう訳分からない感じになっていましたね。


 先日、乗る電車間違えた私が車掌さんから怒られている時に助けてくれた、哲学者を名乗るオランダ人の好青年は手塚治の「ブッダ」が愛読書だそうです。私も小学生のころに読みましたが、まさかオランダでも読んでいる人がいるとは思いもしませんでした。鉄腕アトムで有名な手塚さんですが、火の鳥ブッダなど、深いテーマをもった作品もおすすめですよ。


 つい昨日も、韓国人の友人から「旅行するなら1番どこに行きたい?」と聞かれ「チェコプラハに行ってみたい。音楽の街らしいし、クラシックのコンサート見たい」と答えると、「のだめカンタービレ好き?」とつっこまれ、とても盛り上がりました。「千秋さま〜」と日本語で真似をできたのには非常に驚き、思わず「のだめは韓国で有名なの?」と聞くと「若い人で知らない人はいない」とのことです。玉木宏の影響が大きいことは言うまでもありませんが。日本の書店でも、のだめカンタービレの英語版が沢山並んでいます。1度目を通してみるのも面白いかもしれませんよ。


 ここまで来ると、麻生首相外務大臣時代にスウェーデンを訪問した際に、スウェーデン語訳の犬夜叉を贈呈したという話もいささか真実味を帯びてくるんじゃないでしょうか。


 結局マンガの話ばかりになってしまい、申し訳ありません。3度の飯より、ジャンプが読みたい西久保でした。