岡崎さんの便り

 去年の9月の終わりからイギリスに住み始め、早8か月が経ちました。いま思えば、来たばかりのおどおどしていた自分を懐かしく感じます。私にとって初めての外国ということもあり、最初はどうしていいかも分からずスーパーでの買い物さえも拒んでいました。自分の思い描いていた理想の留学生活とは違い、なかなか思い通りにならず歯がゆさばかりを感じていて自分のふがいなさに落ち込んだりもしました。しかしそんな中、周りの人々からの熱い励ましのエールを受け取りつつ、とりあえず今の自分が出来ることはただがむしゃらに頑張ることだと自身に言い聞かせ、必ずいい結果が出ると信じながらやってきました。しかしそんな中でも時には、自分が今していることが正しいことなのかと迷ったときもあり、「何が正解?」と自身に問いかけることもしばしばありました。そんなときは、「自分の選択に間違いはない。もしあるならば、その間違いがあとで正解だと思えるような人生にしていけばいい。少なくとも大分で頑張っていた自分は現地でもめげずに一生懸命頑張っているかっこいい自分を想定していたはず。だから過去の自分に背を向けることなく、今の自分も精いっぱい前を向いて生きていこう」、こんな風に自分を励ましていました。大分で頑張った自分がいたからここまでやってこれたのかと思います。いま自分が辛いとき、そっと肩を叩いて支えてくれるのは過去の頑張っている自分であるような気がします。いま自分が頑張るのは将来の自分のため、そう思うと辛いことも乗り切れると思います。

 本当にこの留学ではたくさんの方々に支えて頂きました。常に「感謝の心」を忘れない、これを改めて感じさせてくれた留学でもありました。両親をはじめ、地元の友達や大分大学の先生方、そして現地での友達やいつも心配して下さったホストファミリーの方など。本当に今までサポートして下さってありがとうございました。また大分での生活が始まりますが、これからも宜しくお願いいたします。
最後に、自分の座右の銘でもある言葉を送ります。これは、私が高校生のとき当時の英語の先生が卒業アルバムの寄せ書きに書いて下さった言葉です。

"Believe you can, and you are half way there..."
(自分を信じることで目標の半分は達成している)