佐藤さんの便り

遂に五月に突入し、残すところあと1ヶ月となりました。授業は今週ですべて終わり、残りの期間でフロリダとニューヨークへ行く予定です。次回のブログが最後となると思いますが、フロリダとニューヨークの景色を掲載できるかと思います。今となってはすっかりアメリカ文化に溶け込み、日本にいたころのように礼儀作法に気を使う機会もほとんどなくなりましたが、今でも文化の違いから友人とのすれ違いが多く起こり、やはり自分は日本に住むほうが居心地がいいように感じます。アメリカ人の印象は人それぞれ異なるかと思いますが、日本人からして見れば、無礼だと思うシーンが度々起こるため、嫌悪感を抱くかと思います。アメリカ人にとっては面白いと思うことでも日本人からしてみれば馬鹿馬鹿しく思えたり、愚かだと感じることもありますが、それも異文化から来るものだと考え受け入れるようにしています。よくアメリカ人の友人に、日本人はとても serious(真面目で、堅く、冗談が通用しない)だと言われます。日本でからかわれたり馬鹿にされるといらっとくることでもアメリカでは真剣に受け取らず、冗談だと捉えることが普通らしく、嫌な思いをすることが多いです。今はだんだん慣れてきたためそれもストレスではなくなりました。ただ、恋愛に関しては日本とアメリカの接し方が大きく異なっていて、多くを語るつもりはありませんがとても苦労し、結果的に異文化の壁を乗り越えることはできませんでした。留学も直に終わるというときに残念なことが続きました。アメリカ人と付き合ったことで、良いことも悪いことも多くあり、それで自分の可能性が広がったように思います。アメリカ文化に深く馴染むことができましたし、日本人とは異なる接し方であったため、ある意味挑戦であり、良い経験になったと良い方向に捉えておきたいです。複雑な気持ちですが、最後は思い切りアメリカを楽しんで帰りたいと思っているのでプラス思考で乗り越えていきたいです。ホームシックというよりも日本が恋しくなってきた今日この頃です。帰国日が待ち遠しいです。