真崎さんの便り

今月からいよいよ、新学期が始まりました。大学では卒業式や入学式があったり、新しい留学生が来たりと、大学の雰囲気もがらっと変わりました。

今学期は、私にとって留学最後の学期ということもあって、かなり悩みました。前学期は、韓国語もまったくと言っていいほど分からなかったため、留学生用の韓国語を学ぶ授業と、日本人留学生用の授業、日語日文学科の授業しか取ることができませんでした。そのため、韓国人と授業を受ける機会が少なかったです。そこで今学期は、韓国語での授業を取りたいと考えていました。しかし、私の韓国語もまだまだであるため、少しでも理解できる授業を探すのに苦労しました。まず、授業を探したりシラバスを見るのも、パソコンで英語と韓国語でしか書かれていないため大変です。なんとか韓国人の友人に手伝ってもらいながら探し、最初の授業に行ってみました。 留学生専用の授業ではない授業は、 もちろん先生も生徒も韓国人で、少し緊張します。少しでも理解できる授業がいいと思い、「日韓交流の歴史」という授業を友人と受けに行ってみました。もちろんすべて韓国語で行われ、年配の男性教授ということもあり、韓国語も聞き取りにくく、友人とやっぱり無理かと心配しました。それを伝えるために、教授に話しに行ったところ、親しげにカフェに誘ってくれ、いろいろな話をしていただくことができました。実は、教授は10年間日本に住んでいたということで、日本語も堪能で、とてもユニークで面白い教授でした。授業も「日韓交流の歴史」という内容で、授業の中でも日本人学生と韓国人学生が交流してこそ意味があると言い、よく理解できなくても授業に参加し、授業を通して韓国人学生と交流してほしいと言ってくれました。友人と二人でとても安心し、本当にいい教授と出会えたことをうれしく思いました。授業の内容も、日韓の教科書の比較をし、歴史に対する認識の比較をするというもので、これを、韓国人に韓国語で学べるまたとない機会であり、とても興味を持ちました。グループに別れ、私以外は全員韓国人という中で、2週間に一回発表をします。すでに一回行いました。韓国語で議論したり、それを理解するのにも苦労しますが、みんな優しく一生懸命に教えてくれるので、とてもいい機会になっています。

授業以外では、日本では春休みということもあり、日本から友人が2組も来てくれました。2組とも付きっ切りで韓国を案内しました。頼れるのは私だけで、リードしなければならないので、緊張もしましたが、韓国語もよく使うため学ぶことも多くありました。ただ、最初に来てくれた友人が、一緒に買い物をしている最中に、財布をすられてしまったようで、それは大変で悲しかったです。そのことで、警察に行ったり、保険会社に連絡したりと学ぶことも多くあったので、今となってはいい経験ができたとも思いますが、自分の韓国語がまだまだだと悔しい思いもしました。今韓国で、日本人の女性が行方不明になっているというニュースも耳にしました。その場所は、私も2度ほど行ったことがある場所なので、韓国でもまだまだ気をつけなければなと感じています。

さて、もう4月に入ってしまいました。韓国でも来週あたりから、桜が咲き始め、お祭りもあるようです。ただ、日本のように桜の下で、お酒を飲んだり食べたりする習慣はないようですが・・・それに行けることを楽しみにしています^^4月末には中間試験もあるので、それも頑張ろうと思っています。ではまた4月に!!