蛯原さんの便り

対外経済貿易大学では約2ヶ月の長期休暇も終了し、もうすぐ授業が始まります。
他の国の留学先より、少々休暇期間が長すぎるような気もしますが…。
そんな長期休暇を無駄な時間にならぬよう、有意義に過ごすことができたと思います。


この間、予定していた雲南省への旅行へ行ってきました。
雲南省は中国の南に位置しており、ミャンマーラオスベトナムの3カ国と国境を接している省です。
中国には55の少数民族が存在するのですが、雲南省ではそのうち26の民族が生活しています。


少数民族は独特の文化を持っているため、近寄りがたい」
と勝手なイメージを抱いていましたが、そのようなことはなく、外国人である私でさえもすんなり受け入れてくれました。
出会ったチベット族の方の家を訪問したり、料理を振る舞ってもらい、民族の暮らしを肌で感じることができました。
この様な体験はなかなかできないと思うので、旅に出て本当によかったです。
本や映像でしか見たこのない生活風景や、民族衣装を目にし、まるで夢のような旅でした。


少数民族の方と話をする上で、「中国語を勉強していてよかった」という感情と共に、「もっと通じ合いたい」と強く感じました。
また、今まで以上に中国の少数民族について関心が高まり、更に知識を高めたいと思いました。
中国へ留学したいと思っている人は、語学はもちろんのこと民族の知識も勉強してくれば、更に充実した留学生活を送ることができると思います。残り半分の留学生活で、中国少数民族の知識も高めていきたいです。


写真はチベット仏教の寺院で目にした、チベット仏教のおまじないの旗と、世界文化遺産麗江古城です。